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増上寺旧方丈門(黒門)

所在地
芝公園4‐7‐35

所有者
宗教法人増上寺

概 要
1棟 建造物 昭和55.11.15指定

一間一戸の切妻造本瓦葺、高さ8mの四脚門です。

もと増上寺方丈の表門でしたが、昭和55年(1980)、善導大師1300年遠忌を期に、表側の飛檐垂木〈ひえんだるき〉の大部分と、東側の破風板〈はふいた〉、瓦の一部を補修し、三解脱門南隣りの現位置に移築されました。よく旧規を保ち、木割りが雄大で重厚な姿を持っています。門扉は破損が著しいため取り除かれました。

全体が黒漆塗であったため「黒門」とも呼ばれています。建立当時、増上寺の主要伽藍〈がらん〉はすべて漆塗されていましたが、三解脱門(重要文化財)などの朱塗の建物との対照がきわだち、また蟇股〈かえるまた〉の彩色や飾金具をくっきりと浮き立たせて壮観であったと思われます。漆塗は材料が高価なため、近世寺社建築では、徳川氏および有力大名の営むものや庇護を与えたものに限られており、増上寺が徳川家の菩提寺として厚い庇護を得ていたことをあらわしています。

蟇股には、表側に唐獅子、裏側に牡丹が浮彫されていて、精巧で写実的な図柄は、近世の建築彫刻の特色を示しています。長年の風触のため、古色を帯びていますが、桃山建築の豪華さの面影がうかがえます。

建造年代を明らかにする棟札〈むなふだ〉などの記録は見出せませんが、江戸時代初期の特徴を示す様式から、17世紀後半のものと推測されます。増上寺にある多数の建物の中でも古い年代に属し、貴重です。

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