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紙本着色蓮舟観音図
加藤信清筆

所在地
高輪2‐11‐1

所有者
宗教法人泉岳寺

概 要
1幅 絵画 平成14.10.18指定

法 量
縦123.8cm 横55.8cm

公開状況
非公開

白衣をまとい、海上に浮かぶ一葉の蓮弁上に立つ観音の姿を表しています。『法華経観世音菩薩普門品』に、観音は諸々の苦悩に悩む多くの人々を救済するため、様々にその姿を変じて現われることが説かれています。蓮舟観音もその一つです。

この図の特徴は、すべてが法華経ほかの経文を連ねて描かれていることです。筆者の遠塵斎・加藤信清(1734‐1810)は、文武に通じた幕府の下級役人でしたが、絵を好んで描き、ほかに阿弥陀三尊図や羅漢図などをも経文で巧みに表現しました。

本図は江戸時代の造形の多様性と信仰生活の一端をうかがわせる興味深い作品といえます。また制作年も寛政12年(1800)と明らかであり、信清が江戸白金の人であるのを知ることができる点でも区にとって貴重です。

<款記>

「観音陀羅尼十大願十句経不等/法華経一部又普門二巻加写」「東都白金玉川遠塵斎六十七寿謹書画」

<印章>

「□□□□(白文長方印)」「遠塵斎(朱文方印)」「信清(白文方印)」

<軸裏墨書>

「書写法華経等所画/観音尊影者当山開祖/住青龍日遠塵斎帰崇/之余親手写以喜捨開祖/終身所供養因付常汁物/也後□住持追憶開祖道徳/到所之法宝他時異日雖/属事変莫必落在他人手/文政八乙酉秋九月/当山四世祖禅謹記」

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