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木造釈迦如来及阿難・迦葉像

所在地
白金台3‐2‐19

所有者
宗教法人瑞聖寺

概 要
3躯 彫刻 昭和63.10.26指定

法 量
(釈迦如来像)本体(像高)77.4cm 光背(総高)142.0cm 台座(総高)115.5cm
(阿難像)本体(像高)111.9cm 台座(総高)30.5cm

(迦葉像)本体(像高)107.7cm 台座(総高)30.7cm

公開状況
非公開

瑞聖寺は、江戸で初めての黄檗〈おうばく〉宗寺院として寛文11年(1671)に建立されました。須弥壇〈しゅみだん〉中央に祀られる釈迦如来坐像および阿難〈あなん〉・迦葉〈かしょう〉両脇侍立像は、本尊とその脇侍として伝存するものです。

特異な像容といえる、目鼻立ちの大づかみな癖のある面貌、背丈の高いつくりや衣制などには、中国明代の図像を写そうとした趣が強く表れています。部材を多用して修造した感のあるのもそのためであると考えられます。世田谷区豪徳寺の釈迦如来・阿弥陀如来像等(延宝5年・1677「洛陽仏工祥雲」銘)に酷似しており、重厚な表現のうちには室町時代以降の伝統風も認められます。

本尊釈迦如来像には、体部背面に金泥で記した「寛文 辛亥」(=寛文11年)の銘があり、創建時に造像されたことを記しています。また頭部(首)の内刳〈うちぐり〉面に「音羽佛師 祐運 次郎兵衛」とある墨書銘から、京仏師の作であることがわかります。

阿難像(中尊の右)は両肩を覆って衲衣〈のうえ〉をまとい、裙〈くん〉を着け、両手を合掌する壮年の姿につくっています。迦葉像(中尊の左)は右肩を露わして衲衣をまとい、裙を着け両手を胸前で縛する老相にあらわします。両像とも表情を的確に捉え、個性を対照的にあらわした同時期の作です。誇張した硬い表現も目につき、中尊より遅れる造立を思わせますが、本三尊像は一具像として整い、江戸禅宗彫刻の記念的作品といえます。

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