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神楽面 付「神楽面目録」

所在地
芝大門1‐12‐7

所有者
宗教法人芝大神宮

概 要
28面1巻 彫刻 平成3.10.9指定

公開状況
非公開

写真タイトル

春日神

江戸文化を伝える芝神明神楽の関係仮面一括で、作者や由来等が記されており、美術・民俗にわたる貴重な資料です。

現在芝大神宮に伝存する仮面は33点です。そのうち28面は『神楽面目録』(「安永3年」記の写し、紙本墨書。以下「目録」とする)に記載する正徳5年(1715)12月奉納の神楽面36面中に相当するもので、それらは寛永面に替えて新調されたものであったと考えられます。「目録」によると、正徳奉納面は「御用御面所出目源助藤原壽満」が中心となり刻んだもので、奉納者木村良圓の孫通甫が、安永3年(1774)に修理して再奉納したといいます。

これら28面は江戸中期の御用面師ほか世襲面打などの手になることがわかり、当時の第一線仮面作家の技量をうかがえます。その伝存する作面は出目壽満が11面(「目録」13面のうち)、出目吉満が5面(10面のうち)、出目栄満が1面(同)を占め、いわゆる弟子出目家(越前出目家から分立して幕府の御用面師となる。初代栄満、二代壽満)の本流が主となっており、とりわけ壽満に伍して活躍したらしい吉満の瀟洒な作風を知ることができるのも得難いものです。このほか数人の面打を加えた多彩な作面は、中世以来の能面の伝統を古格とし、これを形式化しながらも殊に鬼神形を強調する趣向もみられます(西半神、中央神、南三神、猿田彦神、山神等)。その演出舞楽の内容の詳細は不明ですが、当社の祭神をあらわす天照皇面(伝存せず)、末社の春日神、住吉神、稲荷神(翁面は伝存せず)等を中心にして、それら翁系のほか尉系・男系・女系・霊系・鬼神系・動物面系等の多様な面構成であったこと、ほぼ全内容を示す28面の遺品を通して、太々神楽の豊かな演劇性と近世仮面の様相を知り得るのは貴重です。

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