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桜田学校設立奉賀帳

所在地
芝 5‐28‐4

所有者
港区教育委員会

概 要
1巻 歴史資料 平成16.10.26指定

写真タイトル

大久保利通

明治9年(1876)9月30日に東京府から設立許可を受け、翌明治10年4月29日に開校した桜田学校の設立のための寄付金奉賀帳です。桜田学校は旧港区立桜田小学校(平成3年御成門小学校に統合)の前身で、その設立にあたっては有志3,831名の寄付を建築費用に充てていますが、本資料は寄付者の内21名の寄付金目録です。有栖川宮を筆頭に、三条実美・島津久光・大久保利通・吉井友実など華族・士族ら政財界の著名人が名前を連ねています。ただしこれらの奉賀帳の内、有栖川宮・島津久光・鍋島幹のものは執事名が記され本文も署名も同筆です。また他の執事名を記さないものも、本人自筆書状の文字と比較すると同一人の文字とは認めがたく、また奉加帳本文と署名部分も同じ筆跡であることから、奉賀帳はこれら著名人の自筆文書ではなく全て執事祐筆等の代筆と判断されます。

このように本資料が明治初期の政財界等の著名人の自筆文書でないとしても、明治初年の近代学校制度の草創期における学校設立に、個人寄付が一定の制度的役割を果たしていたことを知ることができる点で、わが国近代教育制度の歴史を考える上でも重要な資料です。また奉賀帳の寄付者の住所は、過渡的な制度であった大区小区制で記載されているものが多く、この点でも貴重な資料と思われます。

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