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徳川家霊廟天井板

所在地
芝公園4‐7‐35

所有者
宗教法人増上寺

概 要
2点 歴史資料 平成17.10.25指定

公開状況
非公開

写真タイトル

龍(左)
鳳凰(右)

本作品は格天井の一間〈ひとま〉分2点で、(1)龍図・一辺69cmと(2)鳳凰図一辺77cmです。厚さ1.4cmの杉板3枚を横に並べ、裏面で4.5cm角の桟木2本を渡し、とめています。画面はそれぞれ胡粉〈ごふん〉下地・盛上げ彩色です。

(1)は団龍(左向き)を中心に四隅に赤・緑・紫の雲文を配した繧繝〈うんげん〉彩色です。

(2)は一条線の括りをもつ円内に鳳凰(右向き)を置き、四隅に緑・赤・青の繧繝彩色の四分一〈しぶんのいち〉花文を描いています。また龍と鳳凰のそれぞれ向かって右側に、上下に如意頭文〈にょいとうもん〉のついた押紙〈おうし〉を配します。地は濃い群青色で、龍(円内の地、群青)・鳳凰(円内の地、朱)・押紙および四隅の文様の輪郭線を金泥塗りが施されており、龍・鳳凰・文様の輪郭線は盛上げています。

この天井板2点は、六代将軍文昭院家宣(正徳2年・1712没)の霊廟の天井を飾ったものともいわれますが、もとより確証はありません。何故この2点が残されたのか。他にあまり例をみない押紙は何を意味するのかなど、疑問は多々あります。しかし龍の鱗一片一片に緑と墨を添えるなど、作行きはたいへん丁寧で、破綻はありません。由緒の詳細は明らかではありませんが、江戸中期徳川家霊廟の天井画の遺作として貴重な資料です。

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