ゆかりの建築
[文化施設]
畠山記念館・茶室群(旧畠山一清邸)
昭和4年(1929)建設、昭和23年(1948)移築
茶室
木村清兵衛(三代目)、坂爪清松ほか
木造平屋建
白金台2-20-12
畠山記念館一帯は、かつて近代数寄者である即翁・畠山一清が本邸を構えていた場所です。その畠山翁の好みによる茶室群が畠山記念館に残されています。記念館の本館の北西側には「毘沙門堂・浄楽亭」、南東側には「沙耶庵・翠庵・明月軒・新座敷」が茶庭に配置されています。この写真の「翠庵」は、昭和4年(1929)に畠山一清の白金今里邸に「白里庵」として建設された茶室です。戦時中は戦災に備えて保管していたものを、戦後の昭和23年(1948)頃に再建しました。翠庵という庵号は、再建の際に高松宮殿下から賜りました。