ゆかりの建築
[大使公邸]
アメリカ大使公邸
昭和6年(1931)
大使公邸
H・ビュレン・マゴニーグル、アントニン・レーモンド
大林組(構造指導・内藤多仲)
鉄筋コンクリート造2階建(地階付)
赤坂1-10-5

昭和6年(1931)に建てられたものです。設計を担当したのはニューヨークのマゴニーグルと東京のアントニン・レーモンドで、レーモンドは庭園設計にも携わっています。施工は大林組が担当し、レーモンドと米陸軍工兵隊のG.D.スタンプ大尉の監督のもとで実施しました。耐震設計は耐震工学の専門家の内藤多仲(ないとう・たちゅう)により指導されました。戦後はダグラス・マッカーサー連合国際司令長官の住居としても使われ、昭和20年(1945)には昭和天皇とマッカーサーとの会談が行われました。平成13年(2001)には在外資産として、米国国務省の重要文化財として登録されました。
米国大使館