ゆかりの建築
[大使公邸]
カナダ大使公邸
昭和8年(1933)
大使公邸
アントニン・レーモンド、ケネス・G・レイ
大林組(構造指導:内藤多仲)
鉄筋コンクリート造2階建
赤坂7-3-38
カナダ大使公邸は昭和8年(1933)に建設された洋風建築です。当初、モントリオールの建築家ケネス・G・レイに設計が委託されましたが、最終的な設計はアントニン・レーモンドが行いました。耐震工学の専門家であった内藤多仲(ないとう・たちゅう)の助力を得て、施工は大林組が実施しました。正面玄関は中央にぺディメント(切妻屋根にある三角形)を架け、ポルティコ(柱廊)が張り出した新古典主義*でまとめられています。
*新古典主義:ギリシア・ローマ時代の建築を理想とし、調和、均整、重厚を特徴としています。
カナダ大使館