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港区ゆかりの人物データベースプラス


ゆかりの建築

[商業施設]

グランドプリンスホテル高輪 貴賓館(旧竹田宮邸)

年代
明治43年(1910)、昭和47年(1972)改修

用途
専用住宅⇒商業施設

設計
宮内省内匠寮(片山東熊、木子幸三郎、渡辺譲)

施工
直営

構造
鉄骨レンガ造2階建

所在地
高輪3-13-1地図を表示

旧竹田宮邸。当初は明治天皇の御用邸として計画されていましたが、北白川宮の第一王子であった恒久と、明治天皇の第6皇女の常宮昌子との結婚に当たって、敷地とともに下賜されたものです。恒久は竹田宮家を創設し、ここを新居として暮らし始めますが、わずか37歳でスペイン風邪により亡くなります。設計者はジョサイア・コンドルの弟子であった片山東熊。竹田宮邸を手がけた時期と、ヴェルサイユ宮殿を模した迎賓館(旧赤坂離宮)の竣工時期とは重なっていて、ともにネオ・バロック様式*です。戦後、商工大臣公邸、通商産業大臣公邸を経て、昭和28年(1953)からは高輪プリンスホテルの所有となり、昭和47年(1972)に村野藤吾によって改修・復元されています。

*ネオ・バロック様式 19世紀に威容を示すために国家建築の分野などで復活したバロック様式。
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