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港区ゆかりの人物データベースプラス


ゆかりの建築

[商業施設]

八芳園・壺中庵(旧久原房之助邸)

年代
明治後期(大正5年増築)

用途
専用住居⇒商業施設

設計

施工

構造
木造2階建

所在地
白金台1-1-1地図を表示

白金台の自然の丘陵と水地を利用して作られた庭園は、江戸時代初期、天下のご意見番と呼ばれた大久保彦左衛門の屋敷でした。彦左衛門没後、島津藩の抱屋敷*、松平薩摩守の下屋敷を経て、200年の時を過ごした後、明治の実業家渋沢喜作(渋沢栄一の従兄弟)の邸宅として建て替えられました。その後、大正4年(1915)に渋沢が売りに出したものを手に入れたのは、日立製作所の創始者であり、政治家としても権勢をふるった久原房之助でした。現在の八芳園の建築と庭園は、久原房之助時代に整備されたものを基調としています。久原は大正5年に渋沢喜作が建設した邸宅に木造2階建の洋室を増築しました。明治後期に建設された渋沢邸に久原が増築を施した建物が、現存する八芳園・壺中庵(こちゅうあん)の原型です。
*抱屋敷:幕府から支給される屋敷ではなく、大名が独自に購入して建てた屋敷のこと。
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