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港区ゆかりの人物データベースプラス


ゆかりの建築

[キリスト教会]

安藤記念教会

年代
大正6年(1917)

用途
キリスト教会

設計
吉武長一

施工
柏木菊吉

構造
石造平屋建

所在地
元麻布2-14-16地図を表示

安藤記念教会は、創立者・安藤太郎が、自宅を日本メソジスト銀座教会安藤記念講義所とし、大正7年(1918)に「安藤記念教会」として設立が許可されたことに始まります。安藤太郎は、函館戦争で榎本武揚に従軍。その後 明治政府の大蔵省、外務省に登用されました。明治19年(1886)には初代ハワイ総領事に就任し、キリスト教と出会い、文子夫人とともに洗礼を受けます。現存する教会堂は、大正6年9月に献堂式を行っています。大谷石による石造りの建物で、通り沿いにステンドグラスをはめこんだポインテドアーチ(先の尖ったアーチ)が見えます。そして、その横に鐘楼の張り出しが設けられています。設計を担当した吉武長一は、米国ペンシルバニア・テクニカルカレッジで建築を学び、村井銀行本店や銀座教会(関東大震災で焼失)の設計も手がけた建築家です。ステンドグラスは小川三知の製作によるもので、全体として緑色を主調としながら、赤色ガラスを要所に効果的に用いています。