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港区ゆかりの人物データベースプラス


ゆかりの建築

[キリスト教会]

日本基督教団高輪教会

年代
昭和8年(1933)

用途
キリスト教会

設計
岡見健彦

施工

構造
木造平屋建(一部2階)

所在地
高輪3-15-15地図を表示

アメリカの建築家フランク・ロイド・ライトの工房から帰国したばかりの岡見健彦が設計した木造の教会堂。外観・内観ともに、柱・壁を組み合わせたシンプルな構成美が特徴です。とくに礼拝堂の正面は鳥居型の柱・梁を組み合わせた構成で、随所に開口部を設けた光の演出が吟味されていることがうかがえます。玄関部分は一部が吹き抜けとなり、穏やかな光線が上方より導入され、また礼拝堂内部は中央部の天窓と側面の窓に加えて、側面の脚部にもガラス窓を開け、脚部より光が導入される仕組みになっています。

岡見家は代々、高輪教会と深いつながりがあり、設計者の岡見健彦は高輪教会の教会員でした。高輪教会の前身は、明治15年(1882)に創立された台町教会であり(現在の東海大学高輪キャンパスあたり)、この創立に尽力したのが頌栄女子学院の創立者・岡見清致(きよむね)です。