ゆかりの建築
[寺院・神社]
瑞聖寺
宝暦7年(1757)
寺院
木造平屋建
白金台3-2-19
寛文10年(1670)に宇治万福寺の木庵を開山とする黄檗宗(おうばくしゅう)の寺院として創立されました。黄檗宗は江戸時代になってから広まった禅宗で、瑞聖寺は江戸で最初の黄檗宗寺院です。現存する仏殿は延享2年(1745)に罹災し、宝暦7年に再建されたものです。黄檗宗の寺院は中国の様式を忠実に守っているところに特徴があります。18世紀後半から19世紀前半にかけて、天王殿、方丈、禅堂、庫裏、惣祠堂、経蔵(きょうぞう)、鐘楼、門番所付表門および裏門、諸侯霊屋八宇(しょこうたまやはちう)、鎮守八幡宮、塔頭(たっちゅう)が再建されて壮大な伽藍が形成されていました。現在は、仏殿(大雄宝殿)、門(旧裏門)、鐘楼(明治18年に再建)が境内に配置されています。