ゆかりの建築
[その他]
旧新橋停車場
平成15年(2003)
文化施設
総括・田原幸夫(株式会社日本設計)
鹿島・大成建設・竹中工務店共同企業体
鉄筋コンクリート造2階建(一部鉄骨造)
東新橋1-5-3
この建物は明治5年(1872)10月14日に開業した日本最初の鉄道ターミナル新橋停車場の駅舎の外観を当時と同じ位置に、できるだけ忠実に再現したものです。新橋停車場駅舎は、アメリカ人の建築技師ブリジェンスの設計によるもので、木骨石張りの構造で、明治4年(1871)年に着工し、同年12月に完成しました。ブリジェンスは明治初頭の日本の西洋建築を数多く手がけ、横浜駅や横浜税関などの設計も行っています。新橋停車場は西洋建築がまだ珍しかった時代の東京で、西洋風に整備された銀座通りに向かって偉容を誇り、当時の開化絵などにさかんに描かれました。再現された現在の駅舎は鉄道歴史展示室として活用されています。