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港区ゆかりの人物データベースプラス


ゆかりの建築

[文化施設]

国際文化会館

年代
昭和30年(1955)

用途
文化施設

設計
前川國男、坂倉準三、吉村順三

施工
清水建設

構造
鉄筋コンクリート造3階建(地階付)

所在地
六本木5-11-16地図を表示

国際文化会館の庭園ならびに敷地は、江戸時代から幕末にかけて多度津(たどつ)藩主京極壱岐守の江戸屋敷でした。明治初期に外務大臣の井上馨の所有となり、その後、久邇宮邸、赤星鉄馬邸、岩崎小彌太邸と変遷し、戦後は国有地となっていたものが国際文化会館に払い下げられました。国際文化会館の旧館は、学術研究における国際交流の場として、昭和30年(1955)に建築家の前川國男・吉村順三・坂倉準三の3人の共同設計により建設されました。昭和51年(1976)には前川國男の設計により旧館の改修と新館の増築が竣工しました。池辺に張り出した釣殿風の建物は平安時代の絵巻物風の様式を取り入れたもので、建物全体は日本庭園との調和を図って建築されています。日本建築学会賞を受賞した本館は、平成18年(2005)に国の登録有形文化財に登録されています。

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