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港区ゆかりの人物データベースプラス


ゆかりの建築

[寺院・神社]

乃木神社・手水舎

年代
昭和9年(1934)

用途
神社

設計

施工

構造
木造平屋建

所在地
赤坂8-11-27地図を表示

大正元年(1912)9月13日、明治天皇の大喪の日に殉死した乃木希典を祭神とします。遺言により自邸は東京市に寄附され、当時の東京市長・阪谷芳郎は旧邸を保存し、この地に乃木神社を設立することを計画しました。社殿が落成したのは大正12年(1923)11月でした。しかし、この社殿は戦災で焼失してしまいました。戦前の建物が残存するのが参道の脇に位置する手水舎であり、昭和9年(1934)に完成しています。手水舎としては比較的規模が大きく、屋根は切妻造銅板葺、四隅の柱脇には控柱を添えています。設計者は日光東照宮の修理にも従事したことで知られる建築家・大江慎太郎です。また、戦後に再建された社殿および隣接する乃木会館を設計したのは、新太郎の息子の建築家・大江宏です。このほか独特のデザインが施された鳥居や狛犬,燈籠などの戦前の構造物が残っています。

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