岡本一平(おかもと・いっぺい)
明治 19年(1886)
昭和 23年(1948)
大正 昭和
漫画家
アトリエ付き住居
青山北町6?55
北青山3-8-9

一平塾 岡本かの子 岡本太郎 漫画家
明治19-昭和23(1886-1948)。漫画家。東京美術学校を卒業後、帝国劇場の舞台美術に携わりました。明治43年(1910)岡本かの子と結婚、長男太郎をもうけたあと、夏目漱石に認められて東京朝日新聞社に入社。漫画に軽妙洒脱な文章を添えた「漫画漫文」スタイルの作品で評判となり、大正期の漫画界随一の人気者となりました。後進の育成にも力を入れ、漫画界の第一線から退いた後は、妻かの子の小説家としての活躍を助けました。
自宅で「一平塾」を開き、多くの漫画家を育てる
かの子と結婚し、京橋の一平の実家で新婚生活を始めた後は、赤坂区青山北町、芝区白金三光町、赤坂区青山南町など、戦争で浜松や岐阜に疎開するまでのほとんどを港区で過ごしました。昭和初期には、自宅で一平塾という漫画家養成の私塾を開き、政治漫画の近藤日出造、風俗漫画の杉浦幸雄など、多くの弟子たちを育てました。
◎参考文献
『現代日本・朝日人物事典』(朝日新聞社)
『岡本かの子--華やぐいのち』(古屋照子/沖積舎)
『岡本一平漫画漫文集』(岩波文庫)
『かの子の記』(チクマ秀版社)

『一平 かの子~心に生きる凄い父母』(岡本太郎/チクマ秀版社)

岡本一平「紅葉山人像」