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岡本綺堂関連写真

岡本綺堂(おかもと・きどう)

  • 生年
明治 5年(1872)
  • 没年
昭和 14年(1939)
  • 活躍年代
明治 大正 昭和
  • 職業
劇作家 作家
  • ゆかりの地
岡本綺堂夫妻の墓
  • 現地名
南青山2-32-2・青山霊園地図を表示

  • キーワード
青山霊園 イギリス公使館 捕物帳


  • プロフィール
明治5-昭和14(1872-1939)。劇作家、作家。東京府立中学を卒業後、劇作家を目指しますが経済的な事情から明治23年(1890)より『東京日日新聞』(現・毎日新聞)の記者として劇評を書き始め、「狂綺堂」のちに「綺堂」の筆名を使うようになりました。明治44年(1911)に戯曲『修善寺物語』を2代目市川左団次が演じたことから評判になり、『鳥辺山心中』『番町皿屋敷』など歌舞伎の人気演目を執筆。シャーロック・ホームズに着想を得た『半七捕物帳』は日本初の「捕物帳」として知られています。

  • 港区とのかかわり
赤坂のご隠居との交流から生まれた『半七捕物帳』

幕府の御家人であった父・敬之助の長男として芝高輪に生まれました。明治維新後、敬之助は芝高輪にあったイギリス公使館に勤務。新人記者時代の綺堂は、後に半七のモデルになった赤坂の老人宅に足繁く通い、その時に聞き書きしたさまざまなエピソードが『半七捕物帳』シリーズのベースとなっています。全69編あるシリーズの中には、赤坂裏伝馬町で起きた怪異を題材にした『津の国屋』、今の青山通りを舞台に半七が謎解きを進める『唐人飴』、愛宕下の湯屋でのひと騒動『湯屋の二階』、芝大神宮の生姜市(だらだら市)にふれている『猫騒動』など、江戸時代の港区界隈の様子が偲ばれるものが含まれています。

◎参考文献
『日本人名大辞典』(講談社)
『半七捕物帳お江戸歩き』(岡田喜一郎/河出書房新社)
『東京10000歩ウォーキング』No.7(籠谷典子・編著/真珠書院)

  • ウォーキング・ポイント
岡本綺堂夫妻の墓(南青山2-32-2・青山霊園)

  • 著作
『半七捕物帳』(講談社文庫)
『修善寺物語』(光文社文庫)
『ランプの下にて』(旺文社文庫)
『江戸の思い出』(河出文庫)
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  • 関連出版物
『「半七捕物帳」大江戸歳事記』(今井金吾/ちくま文庫)
『半七捕物帳お江戸歩き』(岡田喜一郎/河出書房新社)
『半七は実在した』(今井金吾/河出書房新社)
『KAWADE夢ムック文藝別冊 岡本綺堂』(河出書房新社)
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