寺山修司(てらやま・しゅうじ)
昭和 10年(1935)
昭和 58年(1983)
昭和
歌人 劇作家
天井桟敷館
元麻布3-12-43

演劇実験室
昭和10-昭和58(1935-1983)。歌人、劇作家。青森高校、早稲田大学時代より、天才歌人として注目を集めていました。戯曲、シナリオ、小説、評論とさまざまな分野で活躍。昭和42年(1967)に画家の横尾忠則らと「演劇実験室・天井桟敷」を結成し、その前衛的な作風は国内外で大きな話題を呼びました。映画監督としても才能を発揮し、『田園に死す』『草迷宮』『さらば箱舟』などの意欲作を残しています。
元麻布の天井桟敷館で実験的な演劇を上演
寺山が主宰していた劇団・天井桟敷の事務所兼専用劇場「天井桟敷館」は昭和44年(1969)から渋谷の並木橋にありましたが、契約上の問題から昭和51年(1976)、元麻布のラムネ工場跡に移転しました。新しいアトリエは黒一色で、尖った屋根の先には舞台美術家の小竹信節(こたけのぶたか)デザインによる奇妙な人形が風に吹かれていました。
麻布時代に『奴婢訓』『身毒丸(しんとくまる)』『青ひげ公の城』『百年の孤独』『レミング-壁抜け男』など劇団としての代表作を意欲的に発表しています。昭和58年(1983)寺山の死去とともに天井桟敷は解散しましたが、映画監督の林海象ほか多くの人材を輩出しました。
◎参考文献
『日本人名大辞典』(講談社)
『日本映画人名事典』(キネマ旬報社)
『不思議な国のムッシュウ』(九條今日子/主婦と生活社)
『毛皮のマリー』(角川文庫)
『書を捨てよ、町へ出よう』(角川文庫)
『スポーツ版・裏町人生』(角川文庫)
『不思議図書館』(角川文庫)

『職業・寺山修司 虚構に生きた天才の伝説』(北川登園/日本文芸社)
『百年たったら帰っておいで』(九條今日子/デーリー東北新聞社)
『不思議な国のムッシュウ』(九條今日子/主婦と生活社)
