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ベアト(Beato, Felix)

  • 生年
天保 5年(1834)
  • 没年
明治 41年?(1908)
  • 活躍年代
江戸 明治
  • 職業
写真家
  • ゆかりの地
愛宕山
  • 現地名
愛宕 1-5-3 地図を表示

  • キーワード
赤坂溜池 愛宕山 ワーグマン


  • プロフィール
天保5-明治41?(1834-1908)。写真家。当時イギリス領だったコルフ島(現ギリシア・ケルキラ島)出身のイギリス人。フェリーチェ・ベアト(Felice Beato)とイタリア名を名乗っていましたが、後に英語読みのフェリックス・ベアト(Felix Beato)に変えています。兄である写真家のアントニオ・ベアトとともに世界を回り、文久3年(1863)来日して幕末・明治期の日本の風景や肖像写真を数多く撮影しました。

  • 港区とのかかわり
幕末維新の江戸東京を銀板に写す

来日したベアトは、画家のワーグマンと横浜居留地に共同スタジオ「ベアト・アンド・ワーグマン商会」を設立します。ベアトが撮影した写真は台紙に貼られ、アルバムに仕立てられて主に訪日外国人へのみやげ物として売られました。

ベアトは、外国公使館があった高輪周辺の寺院、赤坂溜池など幕末の港区の情景を多数撮影し、また江戸を一望できることから人気のあった愛宕山からは広大な風景をパノラマ撮影しています。慶応4年(1868)年頃には『View of Japan』という写真集を出版。ベアトが幕末から明治初期にかけて撮り続けた写真は、訪日外国人や新聞社を通じて西欧社会にもたらされ、現在でも貴重な資料となっています。

◎参考文献
『江戸の外国公使館』(港郷土資料館)
『江戸東京学事典』(三省堂)

  • 関連出版物
『幕末日本の風景と人びと フェリックス・ベアト写真集』(横浜開港資料館編/明石書店)
『写真で見る江戸東京』(芳賀徹・岡部昌幸/新潮社)
『別冊歴史読本 異国人の見たJapan』(新人物往来社)
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