このページの先頭です 写真資料へ移動 キーワードデータへ移動 プロフィールへ移動 港区とのかかわりへ移動 ウォーキングポイントへ移動 著作へ移動 関連出版物へ移動 港郷土資料館収蔵資料へ移動 末尾メニューへ移動



(下)昭和30年頃の店内
増井徳男関連写真
(下)昭和30年頃の店内
増井徳男関連写真
(下)昭和30年頃の店内

増井徳男(ますい・とくお)

  • 生年
大正 4年(1915)
  • 没年
平成 13年(2001)
  • 活躍年代
昭和 平成
  • 職業
実業家
  • ゆかりの地
紀ノ国屋インターナショナル
  • 旧地名
青山北町6丁目
  • 現地名
北青山3-11-7地図を表示

  • キーワード
スーパーマーケット


  • プロフィール
大正4-平成13(1915-2001)。実業家。高級果物店を営む家に生まれ、家業を手伝っていましたが、戦時中の物資統制令のもと「よい果物を扱えない」ことから青山の店を閉鎖、昭和24年(1949)に再建しました。戦後、本場アメリカのスーパーマーケットにヒントを得て、昭和28年に日本で初めてのセルフサービス方式のスーパーマーケット「紀ノ国屋」を開店させました。昭和50年(1975)日本の流通業の近代化に貢献したとして、藍綬褒章を受賞しました。

  • 港区とのかかわり
日本で初めてのスーパーマーケット「紀ノ国屋」を北青山にオープン

昭和24年、果物と清浄野菜を扱う小売店として北青山3丁目の現在の場所に再建された店舗は、その4年後に日本初のセルフサービス方式のスーパーマーケットとして生まれ変わりました。 当時まだ珍しかったガラスのウインドウで仕切られた店内には、レジスター、ショッピングカート、クラフト紙の紙袋、新鮮な野菜やアメリカ産の缶詰などが豊富に並べられ、人々の羨望を集めました。当初は在日アメリカ人のお客がほとんどでしたが、その後日本初のインストア・ベーカリーの開設、空輸したナチュラルチーズの販売、健康に配慮し吟味された調味料など、増井の先見的なアイデアによる品揃えが日本人の間でも評判を呼び、高級食料品店「紀ノ国屋」の名を高めていきました。

今では青山の店舗は「紀ノ国屋インターナショナル」として、洗練されたスーパーマーケットの草分け的存在となっています。

◎参考文献
『朝日人物事典』(朝日新聞社)
『青山紀ノ国屋物語』(平松由美/駸々堂出版)

  • ウォーキング・ポイント
紀ノ国屋インターナショナル(北青山3丁目・ただし2008年秋まで南青山3丁目の仮店舗で営業中)

  • 関連出版物
『青山紀ノ国屋物語』(平松由美/駸々堂出版)
関連出版物を検索