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(下)松岡美術館
松岡清次郎関連写真
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松岡清次郎(まつおか・せいじろう)

  • 生年
明治 27年(1894)
  • 没年
平成 元年(1989)
  • 活躍年代
大正 昭和
  • 職業
実業家
  • ゆかりの地
松岡美術館
  • 現地名
白金台5-12-6地図を表示

  • キーワード
中国陶磁


  • プロフィール
明治27-平成元(1894-1989)。実業家。昭和7年(1932)松岡産業(現・松岡地所)を創立、戦後は不動産・冷凍倉庫・ホテル業などに進出し、事業を拡大しました。一方、美術品の蒐集家としても知られ、昭和50年(1975)松岡美術館を開設。およそ半世紀をかけて蒐集したコレクションは中国陶磁をはじめ、古代オリエント美術、ガンダーラ・インド彫刻、フランス近代絵画、日本画、現代彫刻など広範囲に及びます。

  • 港区とのかかわり
松岡美術館を創立し、コレクションの数々を一般公開

東京築地に生まれ、若い頃より実業界で活躍した清次郎は、美術にも造詣が深い人物でした。その興味は書画骨董から鑑賞陶磁まで広がり、海外のオークションを経験した昭和47年(1972)以降は、おもに中国陶磁の収集に目が向けられます。そして満80歳を転機に「これらの美術品は私蔵するものではなく、人類全体の文化遺産として後世に継承すべきもの」と考え、港区新橋に松岡美術館を開設。晩年も年に数回海外へ出かけ、古代エジプト・ギリシア・ローマの古美術やフランス印象派絵画などの収集に情熱を傾けました。

死去後、平成12年(2000)4月に美術館は港区白金台の私邸跡地に移転。エントランスを飾るブールデルの彫刻「ペネロープ」、中国陶磁の「青花双鳳草虫図八角瓶(せいかそうほうそうちゅうずはっかくへい)」「青花龍唐草文天球瓶(せいかりゅうからくさもんてんきゅうへい)」、ルノワールやシャガールといったフランス近代絵画など国際的な名品が収蔵されており、コレクションはおよそ1800点にも及びます。

◎参考文献
『日本人名大辞典』(講談社)

  • ウォーキング・ポイント
松岡美術館(白金台5-12-6)

  • 関連サイト