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港区ゆかりの人物データベースプラス


浮世絵散歩

[名所を歩く]

青山

解説

青山百人町は現在の善光寺の辺りの旧町名です。これは青山の地名の由来になったと言われる青山忠成が、この一帯に鉄砲百人組の与力・同心を住まわせていたことに由来します。旧暦の7月には、各戸に盆灯籠を高々と掲げる「星灯籠」と呼ばれる祭事が明治の初め頃まで行われていました

善光寺は長野県長野市にある善光寺の別院として慶長6年(1601)に建立されました。当初は谷中にあったものが、元禄17年(1704)5代将軍徳川綱吉の命により、青山に移されたと言われています。寺の境内には、外国船打ち払い令を批判したことで江戸幕府に捕らえられた蘭学者の高野長英の碑があります。

(左図)
名称
「諸国名所百景 東都青山百人町 星燈籠(しょこくめいしょひゃっけい・とうとあおやまひゃくにんちょう・ほしどうろう)

絵師
広重(歌川広重二代)

年代
文久元年(1861)[8月]

版元
魚屋栄吉

所在地
青山百人町跡(東京メトロ銀座線・表参道駅周辺)地図を表示

(右図)
名称
「江戸乃華名勝会 青山(えどのはなめいしょうえ・あおやま)

絵師
豊国(歌川豊国三代)・重政(歌川重政)・惺々(河鍋)暁斎

年代
慶応元年(1865)1月

版元
加藤屋清兵衛

所在地
善光寺(北青山3-5-17)地図を表示