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港区ゆかりの人物データベースプラス


浮世絵散歩

[名所を歩く]

芝浦

解説

江戸時代には芝浦と言えば、陸地ではなく、文字通り海のことを指しました。江戸湾の中でも古くからの漁場であり、芝肴(しばざかな)と称する江戸前の美味しい魚の捕れることで知られていました。芝肴は江戸に広く出回り、将軍にも献上されたと言います。

芝浦の埋め立ては、江戸時代にも一部行われていましたが、本格的に公共事業として始まったのは、明治40年代以降のことです。日本有数の工業地帯に様変わりし、かつての漁場としての面影はなくなりました。田中久重の田中機械製作所(現・東芝)、池貝庄太郎の池貝鉄工所(現・池貝)など、この地を拠点として発展した企業は数多くあります。

(左図)
名称
「名所江戸百景 芝うら乃風景(めいしょえどひゃっけい・しばうらのふうけい)

絵師
広重(歌川広重初代)

年代
安政3年(1856)2月

版元
魚屋栄吉

所在地
竹芝ふ頭(海岸1-11付近)地図を表示

(右図)
名称
「名所江戸百景 金杉橋 芝浦(めいしょえどひゃっけい・かなすぎばし・しばうら)

絵師
広重(歌川広重初代)

年代
安政4年(1857)7月

版元
魚屋栄吉

所在地
金杉橋(芝1-1付近)地図を表示