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港区ゆかりの人物データベースプラス


浮世絵散歩

[江戸・明治を歩く]

紅葉館

解説

紅葉館は、明治14年(1881)に開業した会員制の高級料亭。紅葉の装飾を施した豪華な内装の和風建築と、紅葉をあしらった着物姿の美女たちの接待が評判でした。読売新聞初代社長の子安俊が創設者の一人であり、尾崎紅葉巌谷小波小栗風葉など硯友社の文士たちをはじめ、芸術家、政治家などがサロンとして頻繁に利用しました。明治・大正・昭和を通じて文化人たちに親しまれましたが、残念ながら東京大空襲で焼失し、現在跡地には東京タワーが建っています。

(左図)
名称
「東京名所図会 芝紅葉館(とうきょうめいしょずえ・しばこうようかん)

絵師
広重(歌川広重三代)

年代
明治18年(1885)

版元
秋山武右衛門

所在地
紅葉館跡(芝公園4-2-8)地図を表示

(右図)
名称
「東京銘勝会 芝 紅葉館(とうきょうめいしょうえ・しば・こうようかん)

絵師
国利(歌川国利)

年代
明治19年(1886)

版元
辻岡文助

所在地
紅葉館跡(芝公園4-2-8)地図を表示